他人なんかどうでもいい。

【ノルウェイの森を読んだ。】

出てくる登場人物の想いがある程度わかるくらいには、私も色々経験してきたんだなと思った。

悟るような歳でもないのに。

一歩引いて第三者の視点で見るのが上手くなりすぎたかな。

 

ハツミさんと永沢さん。

どっちの立場もわかる。

この本を学生時代に読めば、ハツミさんに共感したと思う。

 

だけど、今の私は永沢さん状態になっていると感じた。

永沢さんの言うことがわかる。

 

私が感じたのは、どこかビジネスライクなところ。

 

永沢さんにとって女の子と寝るっていうのは、簡単に言えば「需要と供給」みたいなもので。

コンビニに行って欲しいものを買ってくるような、そういうものなんじゃないかなと。

それで、きちんと成り立っているし、それの何が悪い?って感じだろうか。

 

 

私も「一般的な感覚を持った人」から見たら。

もしかすると、嫌な奴になっているんじゃないか、なんて考えてしまって。

普通の恋愛ができない人間になってしまったのかな、とかも考えた。

 

永沢さんにハツミさんのような人が居るということは、私にもそういう人が現れるということなんだろうか。

 

これも私なんだ。

本の中に出てきた言葉。

 

自分の力を百パーセント発揮して、やれるところまでやる。

欲しいものはとるし、欲しくないものはとらない。

そうやって生きていく。

駄目だったら駄目になったところで考える。

不公平な社会というのは逆に考えれば、能力を発揮できる社会でもある。

 

 

ときどき俺は世間を見まわして本当にうんざりする。

どうしてこいつらは努力とかいうものをしないんだろう。

努力もせずに不平ばかり言うんだろうってね。

 

あれは努力じゃなくてただの労働だ。

努力というのはもっと主体的に目的的になされるもののことだ。

 

迷うし、傷つく。ただそれは訓練によって軽減することができるんだよ。

 

自分のことを他人に理解してほしいと思っていない。

他の奴らはみんな自分のことをまわりの人間に理解してほしいと思ってあくせくしている。

でも俺はそうじゃない。

 

自分は自分で、他人は他人。

 

すごく共感している自分がいる。

そういう風に世界を見ているところがある。

わかる人だけがわかってくれればいいと考えているところがある。

 

良い悪いではなくて、「どこを見ているか」の違いがあるだけな気がする。

永沢さんは今を生きていて、常に未来を見ているように感じる。

 

こういう永沢さんみたいな考えを人に話すと、「あなたは冷たい人だ」と私に言ってくる人もいる。

そういう風に言う人の心情は、ハツミさんみたいな感じなんだと思う。

 

 

経験を積めば、少々のことでは動じなくなってくる。

不思議な感じ。

喜怒哀楽は確かに感じるけど、興味のないことだと、ものすごく簡素になる。

あっ、そう。で終わるような。

 

別に人を見下しているわけでもなんでもない。

自分はそうだと考えている、と言っているだけのことなんだけど。

素直に話してみると、どうも、永沢さんのような考えは普通じゃないらしい。

 

でも、それで良いと思っている。

 

私みたいなのがいるおかげで、他の人は自分を知る機会になっている。

 

私はこうじゃない、俺はこうじゃない。

私はこう思う、俺はこう思う。

 

そうやって考えることができる。

全員が全く同じ考えだったら、反発や批判自体が起きないから。

 

だいたいのことは時間が解決してくれる。

ラスト終盤のレイコさんの言葉。

あなたがもし直子の死に対して何か痛みのようなものを感じるなら、あなたはその痛みを残りの人生をとおしてずっと感じ続けなさい。

そしてもし学べるものなら、そこから何かを学びなさい。

でもそれとは別に緑さんと二人で幸せになりなさい。

貴方の痛みは緑さんとは関係ないものなのよ。

 

分けて考えることができないから、苦しくなる。

できると楽になるけど。

その瞬間はどんなに苦しくても、時間が経てば薄れていく。

 

それはノルウェイの森の冒頭のような感じ。

忘れないようにしようとしても、忘れてしまっている、あの感じ。

 

こんなことが言えるのも経験してきたからかなぁ。

 

ノルウェイの森は読んでいて、全体的に「君が望む永遠」(というタイトルの18禁のゲーム)みたいだと思った。

直子は遥(はるか)で緑は水月(みつき)、といったところだろうか。

 

君が望む永遠というゲームでも、いろいろありながら主人公が遥と付き合い始めて。

ある時、デートで待ち合わせをしていたら、遥が交通事故に遭って、それが原因で2年ぐらい眠ることになるんだよね。

遥が眠っていた間、主人公を支えていたのは水月で。遥が目覚めたことで、いろんなことが起き始める……という感じの話。

 

そのゲームを私が10代の頃にやった時は、水月(みつき)の気持ちがあまり理解できなくて、どちらかというと茜(水月の妹)のような考え方をしていた。

ところが社会人になると、水月の気持ちがとてもよくわかるようになっていた。

 

それでも、私は純愛を貫くルートが好きだから、遥のルートが好きだけどね。

 

終わりに。

私も大倶利伽羅とかみたいに、貫いてみれば何かがあるのかな。

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